A Chronological Table of Japanese Meal

日本食物史年表(古代〜中世〜近世編)

縄文式文化時代から江戸時代までの、食べものの変遷を年表にしたものです。日本列島に火を使う人類が住み着いてから約9000年、食べものがどんな進化の道を辿ってきたか。このうち生きるために食べる飢餓充足型の食の歴史の方が8500年、料理として食を楽しむ欲望充足型はたかだかこの3〜400年に起こったことに過ぎないことが判ります。でもどっちの方が幸せだったのか、豊かだったのか。この年表を見ると、そんなことを考えてしまいます。

年代
日本食物史
社会の出来事
旧石器時代B.C.
7000

縄文
文化
時代

B.C.
400
〜B.C.
1

弥生
文化
時代

BC7000 縄文土器に蕎麦を食した痕跡が残っている。
狩猟漁労文化
BC3000 食物は貝、魚、獣肉、果実類。
BC2000 イモ栽培の伝来。
山ブドウ酒、ヒエ、アワなどの雑穀酒が飲まれる。
BC400 造塩開始。(神代纂疎)
稲の耕作開始。(日本書紀)
主食、副食の概念が出来る。
神酒が出現。(記紀)
箸の使用が始まる。(須佐之男命伝説)
BC300 野菜の栽培が始まる。
大豆、小豆、小麦が伝来。
弥生中期の登呂遺跡で、大麦、小麦、蕎麦などが発見されている。BC200 鷹狩りが始まる。
牛馬の飼育が始まる。(日本書紀)
★B.C.2000頃 エーゲ文明栄える。
★B.C.330 アレキサンダー大王、東征。
★B.C.221 秦の始皇帝、中国統一。
A.D.1〜500

古墳
文化
時代 

00 天甜酒の醸造が始まる。
酒宴が始まる。
100 香果が渡来。
食事が朝、夕の2回となる。
玉筋魚が魚醤として利用される。
漬物、漬け菜が出現。
200 酢が中国から伝来。
氷室が作られる。
保存食としてホシイイ、モチイイ、焼米などが作られる。
300 搗栗、偏栗、干柿、焼栗、削栗、大豆餅、小豆餅など果実加工菓子が流行。
神社のサカビト出現。
350 紀、讃岐に酒造りが伝来する。
針間(播磨)で井戸を利用した酒殿が造られる。
清酒で手足を洗う習慣が始まる。
450 河内で旨酒が販売される。
大和朝廷の下級官人に酒人が登場。
239 卑弥呼がギに使者を送る。
300頃 高塚古墳が築かれるようになる。
400頃 大和朝廷が国内を統一する。
501〜709

飛鳥
時代

白鳳
時代 

536 食養の重要性を考える。(日本書紀)
539 牛酪が百済から伝来。
560 智聡、搾乳術を伝授。
590 食器としてガラス製品と銅製品が出現。
穀を原料とした醤の製造法が伝来。
600 国から菓子が伝来。
630 遣唐使が始まり、麺の調理法が持ち帰られる。禅僧が点心として食べたらしい。うどん、そうめんなどのルーツ。
平安町時代に混沌という団子のような菓子があった。うどんやほうとうの元祖との説がある。
645 善那が孝徳天皇に蘇を献上。
646 農民の魚酒が禁じられる。
675 天武帝によって肉食が禁じられる。
690 麦作が奨励される。
697 宮中に醤院が置かれる。
大宝令で菓子が作られる。
593 聖徳太子が摂政となる。
607 遣隋使を送る。
630 遣唐使を送る。
645 大化の改新。
672 壬申の乱。
701 大宝律令を制定。
710〜793

奈良
時代

722 元正天皇が「晩禾蕎麦及び大小麦を植え、儲積して荒年に備えしめよ」と詔勅、荒年に備えて蕎麦の栽培を奨励(『続日本記』)。
729 宮中で喫茶の儀が行われる。
730 諸国正税帳に清酒、古酒、酒糟、浄酒、濁酒、新酒、白酒、辛酒の名称が記載される。
遣唐使によって豆腐が伝来する。
僧鑑真、黒砂糖を孝謙天皇に奉献する。
758 民間の飲酒が禁じられる。
765 酒の濃度が高まる。
うどんが食される。
典薬寮に乳戸が設けられ、乳製品が用いられる。
奈良漬が登場。
780 水割り酒が販売される。
かつおの煮汁が調味に使用される。
建仁寺で饅頭が作られる。
710 平城京遷都。
712 『古事記』成る。
720 『日本書紀』成る。
733 『出雲風土記』成る。
752 東大寺大仏開眼。
759 鑑真、唐招提寺を建立。
788 最澄、比叡山寺を開く。
794〜1190

平安
時代

806 空海が唐より煎餅の製法を伝える。
宮中で屠蘇が盛んになり、民間にも広まる。
亀甲煎餅が皇室に献上され、絶讚を博する。この製造者の屋号が亀屋となる。
アマズラを抽出して甘味液が作られる。
醤が日用品として普及する。
このころの貴族の食事は、朝食が10時から12時にかけて、夕食が4時、の1日2回。主食は米、姫飯、強飯、干し飯、屯食、副食は疏菜、魚鳥、調味料は唐味が塩、酢、醤、未醤、甘味は飴、蜂蜜であった。
839 仁明天皇、蕎麦の栽培を奨励(『続日本後記』)。
847 3月3日に草餅を食べる習慣。
866 諸司の群飲、僧侶の飲酒が禁じられる。
878 酒税の徴収が始まる。
886 供科目録に米、塩、未醤、滓醤、醤、海藻が見られる。(三代実録)
892 日本独自の菓子青ざしが作られる。
895 貢蘇の技師が普及する。
900頃 『倭名類聚抄』に蕎麦がゆ、蕎麦雑炊が見られる。
901 醤を売る店と未醤を売る店が存在する。(延喜式)
醤を月料として支給する。(延喜式)
チマキが伝来。
正月に七種粥を食する。
梅干しが出現。
903 湯漬け飯、水漬け飯を食する。(紅家次第)
911 亭子院の酒合戦が行われる。
宮内省造酒司の御酒精の製法が公開される。(延喜式)
938 味噌の文字が表れる。
939 甘露、蜂蜜、牛乳の効能が説かれる。
969 食品を保存するために、火乾、日乾、串干、火焼、割干、塩蔵、発酵の技術が用いられる。
このころから旅行用の携帯食品として握り飯の利用が盛んになる。
969 羹が流行。(羊、鷺腸、糟鶏、白魚、鮮、猪、海老、寸金、月鼠、木精紅、甫羊、骨頭、竹葉、鶏卵、松露など48種の羹が見られる。)
1170 高倉天皇が仕丁の風流を誉める。
1日2食から1日3食に移行。
794 平安京遷都。
805 最澄、天台宗を伝える。
806 空海、真言宗を伝える。
905 『古今和歌集』成る。
1000頃 清少納言、『枕草子』を著す。
1007頃 紫式部、『源氏物語』を著す。
★1096 十字軍のエルサレム遠征始まる。
1106 京都で田楽が流行。
1169 後白川上皇、『梁塵秘抄』を編纂。
★1170頃 オックスフォード大学が建てられる。
1191〜1335

鎌倉
時代

1191 茶釜が渡来する。
栄西が粉末茶(濃茶と薄茶)を伝える。
闘茶の風が起こる。
稲作と麦作の二毛作が普及する。
かつおを食するようになる。
1200頃 『庭訓往来』に点心15品目、饂飩(うんどん)、索麺(そうめん)、基子麺(きしめん)が見える。
1202 栄西が江南地方の茶を移入する。
1203 明恵上人が宇治に茶を移植する。
1214 栄西が『喫茶養生記』を著す。
1220 汁めし、茶めしが普及する。
1227 加藤景正、瀬戸焼きを始める。
1232 茶道の発達と共に点心が普及。
麺が細分化して広く食される。うどん、けいらん、切麦、水繊、麦きり、にゅうめん、蝶結、柳葉麺、桐皮麺、経帯麺、三雑麺など。
1233 寺院で醸酒が行なわれる。
1246 石清水八幡宮が麹の専売権を取得。
1252 諸国市酒を禁止、鎌倉の民家の酒壺を破棄。
1254 禅僧覚心が金山寺味噌を伝える。
1263 太政官が興福寺へ群衆宴飲禁令を布告。
1264 沽酒醸造禁止令布告。
1288 山法師が1日3食を常とする。
納豆が伝来。
禅宗で精進料理が始まる。
1295 『厨事類記』成る。
1305 洛中での沽酒が禁じられる。
1191 栄西、禅宗(臨済宗)を伝える。
★1202 第4回十字軍、コンスタンチノープルを占領。
1205 『新古今和歌集』成る。
★1206 チンギス=ハン、モンゴル統一。
1212 鴨長明、『方丈記』を著す。
★1215 イギリス国王ジョンがマグナ=カルタ(大憲章)を認める。
★1226頃 ケンブリッジ大学が建てられる。
1227 道元、曹洞宗を伝える。
1260 日蓮、『立正安国論』を著す。
★1271 マルコ=ポーロ、東方見聞。
1274 元寇。
1281 元寇。
1299 オスマン=トルコ建国。
1330頃 兼好法師、『徒然草』を著す。
1333 鎌倉幕府滅びる。
1336〜1575

室町
時代

1339 元より酒素饅頭が伝来。
1348 元人林浄因が饅頭の製法を伝える。
1365 酒麹役が現れる。
米を煮た姫米(現在の御飯)が普及する。
溜りが調味料として利用される。
ヒシオイリ、ヒシオ汁などが調味料として利用される。
1393 管領斯波義将が洛中辺土の酒屋役の制度を定める。
おやつの習慣が現れる。
1420 幕府、禅僧の飲酒、酒持ち込みを禁止。
1422 茶道の祖’村田珠光生まれる。
1425 南蛮酒(唐酒)渡来。
刺身に醤たれ汁が利用される。
茶道が最盛期を迎える。点心が完成の域に達する。
調理技術の流派として、四条流、大草流、進士流が確立する。
味噌汁が普及する。
1489 『四条流庖丁書』成る。
1491 高麗酒渡来。
1521 醤油の文字が現れる。
ポルトガル人によって唐辛子が伝来。
ポルトガル人宣教師が信徒に牛肉を食べさせる。
パン伝来。
ふぐを食する習慣が始まる。
戦陣食として屯食(握り飯)が用いられる。
味淋酒が現れる。
西大寺で茶会が始まり、茶懐石が流行する。
ポルトガル人によってカボチャがカンボジアから豊後に渡来する。
1535 『武家調味故実』成る。
1560 蒲焼きが出現。
1574 南蛮人によって煙草が伝来。
大阪に油絞所が創設される。
1338 足利尊氏が将軍となる。(室町幕府)
★1338頃 イギリス・フランス百年戦争始まる。
1398 金閣寺出来る。
★1429 ジャンヌダルク、イギリス軍を破る。
★1445頃 グーテンベルク、活版印刷術を発明。
1549 フランシスコ=ザビエル、鹿児島へ来る。
★1455 イギリスでバラ戦争始まる。
1467 応仁の乱。
★1498 バスコ=ダ=ガマ、喜望峰を回ってインドのカリカットに着く。
★1504 ミケランジェロ、ダビデ像を完成。
★1517 ルターが宗教改革。
★1519 マゼラン、世界周航。
★1526 インドでムガール帝国成立。
★1543 コペルニクス、地動説を発表。
★1558 イギリス女王エリザベス即位。
1576〜1601安土桃山時代 1580 『庖丁聞書』成る。
1587 豊臣秀吉が博多で南蛮船を訪れ、南蛮料理を食する。
宣教師フランシスコ・ザビエルが葡萄酒と時計を大内氏に贈る。1589 伏見の駿河屋が煉羊羹を発売。
1591 庖丁を作る鍛冶師が現れる。
1593 伊達政宗が仙台味噌を醸造。
豊臣秀頼、板付き蒲鉾を食す。
1597 琉球にさつまいもが伝来。
1598 醍醐で秀吉が花見を催し、諸国大名が酒を献上する。
長崎にじゃがいもが伝来。
★1580 モンテーニュ、『随想録』を著す。
1590 豊臣秀吉、全国統一。
★1590 ガリレイが落体の法則を発見、翌年ピサで実験。
江戸時代
年代

 

日本食物史

 

社会の出来事

 

1602〜1614

慶長
7〜
19年

1605 煙草が流行する。
1608 呂宋王が将軍にいそぱにや酒を献上。
1609 煙草が禁じられる。
1609 平戸に和蘭商館が開設され、コーヒーが伝えられる。
1610 重箱が製造される。
1612 島津家久が将軍に琉球酒を献上。
1613 リチャード・コックスが平戸で甘薯を栽培。
★1602 シェークスピア、『ハムレット』を著す。
1603 徳川家康、征夷大将軍に。
1603 江戸城築城。
★1605 セルバンテス、『ドン・キホーテ』を著す。
1607 出雲の阿国、江戸でかぶき踊りを演ずる。
1613 全国に禁教令を出す。
1615〜1623

元和
〜9年

1615 紙漉法をヒントに乾海苔が考案される。
銚子で醤油が製造される。
1619 堺商人が大阪から江戸へ菱垣廻船を手配、油、酒、酢、醤油などを輸送。
1617 日光東照宮出来る。
1624〜1643

寛永

20年

1624 長崎の福砂屋がカステラを製造。京菓子の求肥が江戸に伝えられる。
1629 京の妙満寺で句会が催され、茶席と俳席から会席料理が起こる。沢庵和尚が沢庵漬を考案。
1637 『大宗家料理書』成る。
1642 忍冬酒、延命酒が将軍に献上される。酒荷だけの樽廻船が始まる。
1643 『料理物語』成る。
1644  〜1647

正保

4年

1644 江戸湾佃島で佃煮が始まる。僧隠元が寒天を開発、伏見の特産品となる。
1648〜1651

慶安

4年

1648 煮込みおでんが始まる。米酢が製造される。 ★1649 イギリスでピューリタン革命。
1652〜1654

正応

3年

1655〜1657

明暦

3年

1655 将軍家の食事が1日3回となる。
1657 酒株が設けられ、酒造が免許制となる。
1658〜1660

万治

3年

1658 凶作のため、諸国の酒造量が半減する。
1658 『東海道名所記』に、いも川うどん蕎麦切りあり、道中一の按配よき所、とある。蕎麦はこれまでかゆ、焼き餅などにして食していたのが、つなぐことが工夫され、紐状のものが食されるようになった。
1660 幕府、酒造の禁令を公布。
1661〜1672

寛文

12年

1661 野田で醤油と味噌が製造される。
にごり酒でない清酒が造られる。
1664 寛文4年、吉原江戸町に仁左衛門によって麺類屋ができる。けんどん蕎麦切りの名が付いた。けんどんは出前箱の意、当初は出前が主だったと考えられる。
1668 『料理塩梅集』成る。
1671 泡盛酒が普及する。
1673〜1680

延宝

8年

1673 医師松本善甫が鮨を伝える。
漁師甚太郎が土佐鰹節を製造。
寒造り以外の醸造が禁じられる。
1673 『新版料理献立抄』成る。
1674 『江戸料理集』成る。
1681〜1683

天和

3年

1681 浅草で料理茶屋奈良茶が開店。 1682 井原西鶴、『好色一代男』刊行。
1684〜1687

貞享

4年

1686 松茸が京名物となる。 1684 竹本義太夫、大阪に竹本座を開く。
1686 西鶴、『好色五人女』『好色一代女』『本朝二十不孝』刊行。
★1687 ニュートン、万有引力論を発表。
1688〜1703

元禄

16年

1694 江戸で酒問屋が出現。
1695 『本朝食鑑』成る。
1696 宮崎安貞の『農業全書』刊行。
1696 『茶之湯献立指南』成る。
1697 『和漢精進新料理抄』成る。
1698 三宅島でくさやの干物が作られる。
名物団子が諸国で作られる。
1703 近松門左衛門の『曾根崎心中』初演。
1704〜1710

宝永

7年

1704 蜜蜂が飼われる。 ★1707 イングランドとスコットランドが合同し大ブリテン王国誕生。
1711〜1715

正徳

5年

1713 『和漢三才図会』刊行、食べ物の普及が見られる。

 

1711 近松の『冥途の飛脚』初演。
1716〜1735

享保

20年

1717 越中藩主が将軍吉宗に鱒を献上。
房州嶺岡で白牛を放牧、白牛酪を作る。
将軍吉宗が甘薯を奨励、青木昆陽が下総幕張で試作、全国に拡大。
吉宗が人参栽培を奨励。
1719 吉宗が甘薯から製糖業を興すことを企画。
1729 『料理無言抄』成る。
1732 吉宗が曲水宴を再興する。
1716 新井白石、『折たく柴の記』刊行。
★1719 デフォー、『ロビンソン漂流記』を著す。
1720 近松の『心中天網島』初演。
★1726 スウィフト、『ガリバー旅行記』を著す。
1736〜1740

元文

5年

1738 山城で煎茶を生産。
1740 伊丹剣菱が将軍御膳酒に指定される。
料理茶屋浅草八百善が精進料理を仕出しする。
佐野屋嘉兵衛が長崎の卓袱料理を京都祇園に伝える。
1741〜1743

寛保

3年

1743 甘薯栽培が奨励される。
1744〜1747

延享

4年

1744 青木昆陽、『和蘭文字略考』刊行。
1746 竹田出雲の『菅原伝授手習鑑』初演。
1747 竹田出雲の『義経千本桜』初演。
1748〜1750

寛延

3年

1748 『料理歌仙の組糸』成る。
1750頃 友蕎子の記によれば、寛永年間のそば名店として、備後福山味噌こしそば、讃岐善通寺門前茶屋のそば、遠州見付のそば、信州木曽道中熱川清左衛門そばなどが紹介されている。そば山地で茶店の副業として存在したと見える。
★1750 フランクリン、避雷針を発明。
1751〜1763

宝暦

13年

1751 日新舎友蕎子による『蕎麦全書』成る。自らそばを打つ著者ならではの、当時のそば屋の状況や意見が記述してある。
1763 『御膳所日記』成る。
1754 山脇東洋、小杉玄通が人体を解剖し『臓志』を著す。
1755 安藤昌益、『自然真営道』を著す。
1764〜1771

明和

8年

1764 『料理珍味抄』成る。
1767 『料理いろは庖丁』成る。
1768 『料理之栞』成る。
★1765 ワット、蒸気機関を発明。
1768 上田秋成、『雨月物語』を刊行。
1771 杉田玄白、前野良沢、江戸小塚原で人体解剖を見てターヘル=アナトミアを翻訳開始。(解体新書を1774に刊行。)
1772〜1780

安永

9年

1772 江戸で大福餅が発売される。
1773 『料理秘伝記』成る。
1775 『そば手引草』成る。
★1776 アメリカ独立。
1781〜1788

天明

8年

1781 南蛮料理の附揚を上方から利介が江戸に持ち込み開業する。山東京伝がこれを天麸羅と命名する。
心太が一般に普及する。
1781 京都で鯖すしの老舗いづうが創業。
1782 甘薯焼酎が現れる。
1783 『豆腐百珍』成る。
1785 諸国酒造実績の調査で、灘から江戸への移送量が36万樽となる。
1786 『献上料理集』成る。
1788 密造酒厳禁が布告される。
1789〜1800

寛政

12年

1789 『江戸喰物重宝記』によれば、らんめん、蒸篭そば、此花そば、カンタンそば、干しうどん、深大寺そば、晒平麺、手打ちそば、三色うどんなどの名代店が紹介されている。
1790 越後の高田孫左衛門、透明水飴を製造。
1793 江戸本郷で焼き芋の店八里半が営業開始、後に十三里と改名。
大阪で粟おこしが製造される。
1795 『料理鵠』成る。
1795 『長崎見聞録』で南蛮人がコーヒーを飲む記述が見られる。
★1796 ジェンナー、種痘法を発見。
1801〜1803

享和

3年

1801 『料理早指南』成る。
1803 『料理方秘』成る。
1802 十返舎一九の『東海道中膝栗毛』初編刊行。
1804〜1817

文化

14年

1804 幕府、醸造酒に対して冥加金を徴収。
1806 米価の低下により、造酒制限が解かれ勝手造りが許可される。
1814 堀切紋次郎、白味淋を開発。大久保今助、鰻と飯を一緒に蒸して鰻丼を開発。草加で米の団子を潰して煎餅とし、醤油を付け焼きして名物となる。
1815 江戸千住の中屋六衛門宅で酒合戦が行なわれる。
船橋屋織江が江戸風の煉羊羹を普及させる。
金つばが流行。
★1804 ナポレオン、フランス皇帝に。
★1807 フルトン、汽船を発明。
1814 滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』第一輯成る。
1815 杉田玄白、『蘭学事始』成る。
★1814 ナポレオン、エルバ島に流される。
1818〜1829

文政

12年

1818 本田畑での甘薯栽培を禁止。
1822 灘から江戸への酒の移送量が67万樽となる。
1822 『料理通』成る。
1819 小林一茶、『おらが春』刊行。
1821 伊能忠敬の『大日本沿海輿地全図』が完成。
1823 シーボルトが長崎へ来る。
1830〜1843

天保

14年

1830 江戸で白牛酪が製造される。
1830 喜多村節信による分類体の風俗事典『嬉遊笑覧』成る。食関連記述すこぶる多し。
1834 『早見献立帳』成る。
1835 江戸の茶商人山もと嘉兵衛、玉露を開発。
1837 木下梅庵の『江戸名物誌』成る。
1838 江戸横山町にて柳川どじょう鍋が始まる。
各種和菓子の焙焼方式が流行。
茂木佐平治家の醤油が幕府御用達となる。(後のキッコーマン醤油。)
1840 山邑左衛門が宮水を発見。
1841 イチゴが長崎に伝来。
『江戸根元菓子話船橋』刊行。 
★1830 フランス七月革命。
1833 安藤広重の『東海道五十三次』刊行。
1835 鈴木牧之『北越雪譜』初編刊行。
★1835 モールス、有線電信機を発明。
1836 『江戸名所図会』刊行。
1840 並木五瓶『勧進帳』初演。
★1840 アヘン戦争始まる。
1844〜1847
1848〜1853 1851 大阪に牛肉店が開店。
1853 ペリーのアメリカ艦隊が清涼飲料を伝える。
日本橋で稲荷鮨が発売される。
1853 喜多川守貞による『守貞漫稿』成る。江戸時代後期の風俗諸般について記述した全34巻の大著。江戸のみならず京版にも渉。食べ物関連の叙述も多い。 
★1848 フランス二月革命。
1854〜1859 1854 料理屋の百川、江戸で初めてテーブル(座卓)で料理を提供。
1858 日本製のパンが出現。
1858 自由貿易が開始され、コーヒーが正式に輸入される。
水戸の蘭医柴田方庵、長崎でビスケットの製法を教わる。
江戸で紅梅焼(香餅)が発売される。

 

★1854 クリミア戦争始まる。
★1855 パリで万国博覧会。
1858 福沢諭吉、蘭学の塾を開く。
1860
万延
1860 江戸のそば店が大寄合を行ない、麺類の値上げの評定をしたが、3763店が集まったという。「よたかそば屋は除之」というから、いかにそば店が多かったかがしのばれる。長い間16文で隠忍自重していたのを官に請うて20文とす。 1860 ミシンが輸入される。
1861〜1863 1862 横浜で牛鍋屋が出現。
1863 横浜で市乳が発売される。
1863 時計の輸入が始まる。
★1863 リンカーン、奴隷解放を宣言。
★1863 ロンドンで地下鉄開通。
1864元治 1864 江戸山の手に屠牛場開設。 1864 横浜でサーカス興行。
1865〜1867

慶応
〜3年

1865 山田文右衛門、昆布の人工養殖を開始。
1866 養豚が流行。
江戸に西洋料理店が出現。
江戸に弁当屋が出現。
1867 南京米が渡来。
『名菓秘録』刊行。
★1865 アメリカ南北戦争終結。
★1866 ドストエフスキー、『罪と罰』発表。
1867 福沢諭吉、『西洋事情』初編刊行。
★1867 ノーベル、ダイナマイトを発明。

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